清元[きよもと]のカテゴリ
大山参り[おおやままいり]
江戸の町から見えた富士山の手前に、富士山に重なるように見えた山を大山といいます。この山は、江戸っこたちの信仰を集めていました。
この演目は、六月二十七日から七月十七日まで許されていた、大山参り(奥の院参拝)の、最後の五日間である盆山に繰り出した、 借金取りから逃れた鳶などの仕事師たちのことを、舞踊化して作られました。
大山参りを題材にしたことから、この演目は『大山参り』としていますが、通称は『山帰り』[やまがえり] といい、『大山参り』はその別称となります。
喜撰[きせん]
『六歌仙容彩』[ろっかせんすがたのいろどり]のひとつである、『喜撰』[きせん]は、平安時代の名僧喜撰法師をかり、 江戸に置き換えて踊る演目です。
『六歌仙容彩』[ろっかせんすがたのいろどり]にあるように、もと小野小町をめぐって思いを打ち明けるが、その恋は成就しない、 という変化舞踊のひとつだけに、喜撰法師は、粋な坊主という役柄に仕立てられています。
子守[こもり]
豆腐屋におかずの油揚げを買いに行った子守の娘が、鳶[とび]に油揚げをさらわれてしまいます。
追った子守の娘が転んでしまうと、背負った赤子が泣いてしまう。あわててあやし、故郷の越後を懐かしみながら、面白く踊る、 という趣向の演目です。
新吉原雀[しんよしわらすずめ]
夏の葦原に群生する「よしきり」という鳥は、その鳴き声の特徴から『葭原雀』[よしはらすずめ]などと呼ばれましたが、 [よしはらすずめ]の音から、転じて「遊郭吉原の冷やかし客」もさして言うようになりました。
この演目は、先に長唄『吉原雀』[よしわらすずめ]が作られ、後に清元が作られた事から、『新吉原雀』[しんよしわらすずめ] ともよばれるようになりました。
助六[すけろく]
歌舞伎十八番の『助六』のエッセンス的な内容の演目といえます。
歌舞伎十八番の『助六』の中の、河東節の助六の花道での出端を取り入れて、 移行した演目となっています。
隅田川[すみだがわ]
能の『隅田川』からとった作品群を隅田川物と言う場合がありますが、この曲はその代表的な作品です。
また狂女ものの代表作とも言われていて、たびたび上演されて親しまれている演目でもあります。
玉兎[たまうさぎ]
月の中に棲んでいると信じられていた兎が、月の中で餅つきをする餅つき踊りを表現した後、 カチカチ山のおとぎ話を舞踊化した踊りが続きます。爺、婆、狸、兎の四役を踊る演目です。
玉屋[たまや]
「玉屋」とは、江戸市中でしゃぼん玉を売り歩いた人をさして言ったことばです。
「玉屋」は新しい商売で、幕末に流行しました。
しゃぼん玉は当時、子供達の遊びとして、人気がありましたので、その情景をとって、風俗舞踊として仕立てられました。
文屋[ふんや]
『六歌仙容彩』[ろっかせんすがたのいろどり]のひとつである、『文屋』[ふんや]は、平安時代の文屋康秀[ふんややすひで]が、 粋な江戸の気分を踊る、という趣向の構成となっています。
『六歌仙容彩』[ろっかせんすがたのいろどり]にあるように、もと小野小町をめぐって思いを打ち明けるが、その恋は成就しない、 というストーリーのはっきりとした変化舞踊のひとつだけに、ストーリーを保ちながらも、 江戸気分での軽妙でありながら滑稽な感じの味を出すことが、とても難しい演目とされています。
保名[やすな]
安倍保名が、妻 榊の前[さかきのまえ]を亡くして、狂乱して嘆き、春の野辺をさまよう。
美男が狂乱して女性の幻を追う、という曲となっています。
山帰り[やまがえり]
江戸の町から見えた富士山の手前に、富士山に重なるように見えた山を大山といいます。この山は、江戸っこたちの信仰を集めていました。
この演目は、六月二十七日から七月十七日まで許されていた、大山参り(奥の院参拝)の、最後の五日間である盆山に繰り出した、 借金取りから逃れた鳶などの仕事師たちのことを、舞踊化して作られました。
この演目は、その内容から、別に『大山参り』 とも呼ばれます。
吉原雀[よしわらむすめ]
夏の葦原に群生する「よしきり」という鳥は、その鳴き声の特徴から『葭原雀』[よしはらすずめ]などと呼ばれましたが、 [よしはらすずめ]の音から、転じて「遊郭吉原の冷やかし客」もさして言うようになりました。
この演目には、本名題:『教草吉原雀』[おしえぐさよしわらすずめ]にあるとおり、吉原雀の典型的な姿を踊って見せましょう、 という意味がこめられています。(教草=お手本という意味)
流星[りゅうせい]
別名は、「夜這星」とも言われる、かなり奇抜な趣向な日本舞踊作品と言えます。
舞台はすべて、雲の上という設定で、七夕の晩の出来事です。
六歌仙[ろっかせん]
『六歌仙』[ろっかせん]とは、『六歌仙容彩』[ろっかせんすがたのいろどり]の通称です。
この演目は、今日では、『文屋』[ふんや] と『喜撰』[きせん] が、独立した演目として上演されるケースも多い曲です。
また、
●『僧正遍照』[そうじょうへんじょう]は長唄・義太夫
●『文屋』[ふんや]は清元
●『業平・小町』[なりひら・こまち]は長唄
●『喜撰』[きせん]は清元・長唄
●『黒主』[くろぬし]は長唄
といったかたちで演奏されています。
六歌仙容彩[ろっかせんすがたのいろどり]
この演目は、今日では、『文屋』[ふんや] と『喜撰』[きせん] が、独立した演目として上演されるケースも多い曲です。
また、
●『僧正遍照』[そうじょうへんじょう]は長唄・義太夫
●『文屋』[ふんや] は清元
●『業平・小町』[なりひら・こまち]は長唄
●『喜撰』[きせん] は清元・長唄
●『黒主』[くろぬし]は長唄
といったかたちで演奏されています。
『六歌仙容彩』[ろっかせんすがたのいろどり]は、通称で、『六歌仙』[ろっかせん] とも呼ばれています。