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お夏狂乱[おなつきょうらん]

恋人清十郎の死で気のふれたお夏がみせる哀愁漂う舞踊劇です。

哀愁に満ちたドラマチックな展開の演目として、日本舞踊の人気演目と言えます。

お光狂乱[おみつきょうらん]

常磐津『お光狂乱』は、『お染の七役』の道行を書き直したものです。

『お夏狂乱』と並んで、恋人を失った女性の狂乱物の代表的な曲に挙げられます。

加賀屋狂乱[かがやきょうらん]

『加賀屋狂乱』は、男性の狂乱物の舞踊です。

男性の狂乱物としては、最も有名なもののひとつ『保名』[やすな]と共通点が多くあります。

賤機帯[しずはたおび]

梅若伝説に趣向を借りた、隅田川物のひとつです。

子供を失って隅田川の渡し場をさまよい歩く狂女・班女[はんにょ]を舟長[ふなおさ]がからかいます。

隅田川[すみだがわ]

能の『隅田川』からとった作品群を隅田川物と言う場合がありますが、この曲はその代表的な作品です。

また狂女ものの代表作とも言われていて、たびたび上演されて親しまれている演目でもあります。

仲蔵狂乱[なかぞうきょうらん]

初代中村仲蔵[なかむらなかぞう]が初演した事から、この演目は、『仲蔵狂乱』と呼ばれるようになりました。もとは、 江戸の顔見世狂言の中で、一番の中心となる五番目の曲でした。

子を思う父親の狂乱の演目であり、実はこの狂乱は偽狂乱で、娘を守らんが為のものであったというところが、この曲のテーマであり、 見どころである、と言えます。

二人椀久[ににんわんきゅう]

大阪の豪商であった椀屋九兵衛[わんやきゅうべえ]は、馴染みを重ねた傾城の松山太夫に入れあげすぎてしまい、 座敷牢に軟禁されたことから発狂した、と言われています。

この日本舞踊では、狂乱した椀屋九兵衛[わんやきゅうべえ]が松山太夫との華やかかりし頃の幻影をみて踊りますが、 やがてはその幻も消え、ひとり舞台上に残され、泣き倒れ伏す、という内容のものです。

保名[やすな]

安倍保名が、妻 榊の前[さかきのまえ]を亡くして、狂乱して嘆き、春の野辺をさまよう。

美男が狂乱して女性の幻を追う、という曲となっています。