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新吉原雀[しんよしわらすずめ]

夏の葦原に群生する「よしきり」という鳥は、その鳴き声の特徴から『葭原雀』[よしはらすずめ]などと呼ばれましたが、 [よしはらすずめ]の音から、転じて「遊郭吉原の冷やかし客」もさして言うようになりました。

この演目は、先に長唄『吉原雀』[よしわらすずめ]が作られ、後に清元が作られた事から、『新吉原雀』[しんよしわらすずめ] ともよばれるようになりました。

この演目の長唄が初演された時は、鳥売りの男は、実は八幡太郎義家であり、鳥売りの女は安倍宗任[あべのむねとう]の妻でありながら、 実は鷹の精である、という設定となっていました。

現代ではこの設定による演出は残っておらず、吉原は仲の町、桜のもとで、男女の鳥売りが踊る、というだけの設定になっています。

また、長唄と清元では、歌詞に共通部分もありますが、すべて共通ではありません。

 

【基礎データ・清元】

■文化七年(1810)江戸市村座初演

■七代目團十郎と岩井紫若とが初演

■作詞:三枡屋二三治[みますやにそうじ]

■作曲:初代清元斎兵衛[きよもとさいべえ]

■本名題:『筐花手向橘』[かたみのはなむかしのそでのか]

■清元『吉原雀』[よしわらすずめ]に同じ

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