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夏船頭[なつせんどう]

『雷船頭』[かみなりせんどう]とも呼ばれるこの演目では、船頭は、隅田川のいなせな若者の象徴として登場しますが、ときには、 船頭を、女船頭とする場合もあります。

最後の踊り地に向けて、奇想な展開をみせる演目です。

【あらすじ】

お客の忘れ物のおかめの面のついた笹の枝を見つけた船頭は、

「ほんに思えばうたかたの」

と踊ります。すると、そこに雷が落ちてきて、

「妙だ、妙だ」

と言いながら、船頭は酒を飲み始めます。酒を飲みながら、姉さんかぶりをみせ、 おかめの面をかぶって雷を引きとめる悪味の振りをみせるのです。

回るもの尽くしは、「酒の機嫌でまわる舌」で始まり、開帳の立て札を操り板に見立てた、奇想な展開で踊ります。

 

【基礎データ】

■天保十年(1839)江戸・河原崎座初演

■本名題:『四季詠○い歳』[しきのながめまるにいのとし]

■作詞:三升屋二三治[みますやにそうじ]

■作曲:四代目常磐津文字太夫[ときわずもじだゆう]・五代目岸澤式佐[きしざわしきさ]

■別名:『雷船頭』

■上演時間:およそ20分

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