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團十郎娘[だんじゅうろうむすめ]
高下駄をはいた男勝りの田舎娘は、近江の美しさを語り、女心をみせて、最後に晒をふってみせます。
『近江のお兼』[おうみのおかね]と呼ばれるこの演目は、通称で『晒女』 と呼びます。市井の日本舞踊家達には、今日この通称の『晒女』 のほうが、通りがよいのかもしれません。
この演目が『團十郎娘』と呼ばれるのは、「色香白歯の團十郎娘」の詞章からきています。
初演が七代目市川團十郎であり、團十郎は荒事[あらごと]の名家ですので、女性を演じても強いイメージがあるのだと思われます。
場所は近江八景のひとつ、堅田付近で、暴れ馬を制そうとお兼がでてきて、手綱を踏んで止めます。
琵琶湖の荒くれた漁師を相手に立回り、その後クドキから盆踊りの唄とすすみ、最後はチラシで布晒しとなります。
この布晒しも、勇壮に演じる見せ場となっていて、三段構成の派手な演出をとります。
■文化十年(1813)六月、江戸は森田座、大切所作事で初演
■本名題:『閏茲姿八景』[またここにすがたのはっけい]
■作詞:二代目桜田治助[さくらだじすけ]
■作曲:四代目杵屋六三郎[きねやろくさぶろう]
■古くは、常磐津古式部作曲の兼ね合いであったともいわれている。
■通称『晒女』[さらしめ]
■上演時間:およそ20分
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長唄[ながうた] ]