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玉屋[たまや]

「玉屋」とは、江戸市中でしゃぼん玉を売り歩いた人をさして言ったことばです。

「玉屋」は新しい商売で、幕末に流行しました。

しゃぼん玉は当時、子供達の遊びとして、人気がありましたので、その情景をとって、風俗舞踊として仕立てられました。

玉屋の口上にはじまり、「たまたま来れば人の客」からは、玉尽くしの詞章となります。

テンポのよい玉尽くしは軽妙な味を出していきます。その後振り出し蝶を使って気分を変えて、クドキとなります。 市中を歩く商売の演目のなかに、なぜか遊郭の遊びを表現した踊りが挿入される形をとりますが、これは、踊りの構成として、 艶のある部分を付け加える事で、曲の構成に膨らみをもたせようとしたもの、と考えられます。

日本舞踊のエンターテインメント性が伺える部分ですね。

その後は、おどけ節の踊り地でテンポ良く踊り、「折も賑おう祭礼の」から幕切れに向かうチラシと展開していきます。

全体的に、清元の持つ艶っぽさと、江戸の粋な感じをミックスした、おしゃれな演目となっています。

 

■天保三年七月、江戸は中村座初演

■『おどけ俄煮珠取』[おどけにわかしゃぼんのたまとり]四変化のひとつ

■作詞:二代目瀬川如皐[せがわじょこう]

■作曲:初代清元斎兵衛[きよもとさいべえ]

■上演時間:およそ23分

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