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子守[こもり]
豆腐屋におかずの油揚げを買いに行った子守の娘が、鳶[とび]に油揚げをさらわれてしまいます。
追った子守の娘が転んでしまうと、背負った赤子が泣いてしまう。あわててあやし、故郷の越後を懐かしみながら、面白く踊る、 という趣向の演目です。
とても短い演目ですが、短い中にもクドキ・綾竹の踊りなど含まれていて、変化に富んだ演目と言えます。
地方から出てきた少女の働き先といえば、まずは子守でしたので、この演目はそんな境遇の少女が軽快に面白くおどりながらも、 どこかふるさとへの哀愁が漂う作品となっています。
最後は、再び鳶[とび]が現れますので、赤子を抱きながら見上げ、もう一度追っていこうとするところで幕切れ、となります。
■文政六年(1823)三月、江戸森田座初演
■作詞:増山金八[ますやまきんぱち]
■作曲:初代清元斎兵衛[きよもとさいべえ]
■『大和い手向五字』[やまとがなたむけのいつもじ]五変化のひとつ
■上演時間:およそ六分
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