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鏡獅子[かがみじし]

日本舞踊の代表作のひとつといってよい『鏡獅子』は、新歌舞伎十八番のひとつでもあります。

前半の初々しい少女から、後半の獅子への変身が見どころの演目です。

場面は、千代田城のお広座敷、御鏡曳きの日、将軍の所望で余興に女小姓弥生が踊ることになります。踊り進み祭壇の獅子頭を手に取ると、 志士の精が弥生に乗り移り、弥生は引きずられるように花道に入っていきます。

間狂言[あいきょうげん]の胡蝶の踊りの後、後半は、弥生は白くて長い毛を後ろに垂らし、 隈取りも施した豪快な獅子の精に変身して踊ります。

この獅子姿は、霊獣である唐獅子で、能の『石橋』をその原点としています。

毛の振り方にはあ、いくつかの種類があり、髪洗い・菖蒲叩きなど、勇壮な獅子の踊りがみられます。

■明治二十六年(1893)三月、歌舞伎座初演

■本名題:『春興鏡獅子』[しゅんきょうかがみじし]

■作詞:福地桜痴[ふくちおうち]

■作曲:三代目杵屋正次郎[きねやしょうじろう]

■上演時間:およそ55分

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