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草摺引[くさずりびき]

兄・曽我十郎の危機を聞いた弟・曽我五郎が鎧を持って出かけようとするところ、これを止めようとする小林朝比奈 (女性で上演される場合は、妹・舞鶴)が引き合う、という趣向の演目。

鎧の胴の下部分に付いているびらびらした部分のことをさして、草摺[くさずり]といい、朝比奈(または舞鶴) はこれを引いて止めることから、『草摺引』といいます。

草摺を引き合うことは、荒事の引合事を意味しますので、新春のめでたさの明るい雰囲気の中に、 荒事のおおらかさとクドキの艶っぽさがプラスされた演目となっています。

最後は、ふたりが鎧を持って引き合いながら、二畳台にのってきまって終わります。

どちらかといえば、朝比奈で上演されるよりも、朝比奈の妹・舞鶴で上演されることが多いようです。

■文化十一年(1814)正月、江戸は森田座初演

■作詞:鶴屋南北[つるやなんぼく]・本屋宗七・田嶋此助

■作曲:四代目杵屋六三郎[きねやろくさぶろう]

■本名題:『正札附根元草摺』[しょうふだつきこんげんくさずり]

■上演時間:およそ20分

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