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賤機帯[しずはたおび]

梅若伝説に趣向を借りた、隅田川物のひとつです。

子供を失って隅田川の渡し場をさまよい歩く狂女・班女[はんにょ]を舟長[ふなおさ]がからかいます。

それでも我が子を思い、一心に踊る班女の姿を見て、船長は気の毒に思い、慰める、という展開をとります。

舞踊自体は、狂女・班女が一心に踊る過程で、道行・クドキ・音頭などバリエーションに富んだ構成をとっています。

松羽目物の能形式でもありながら、華やかさをたたえた狂女ものといえます。

■古くからあった一中節『賤機』[しずはた]を長唄に作り変え、文政十一年(1828)六月、演奏された。

■明治二十五年(1892)鳥越座で舞踊化された

■作詞:不詳

■作曲:十代目杵屋六左衛門[きねやろくざえもん]

■上演時間:およそ28分

※賤[しず]とは、身分の卑しい人をさしていうことばです。

 

また、梅若丸の伝説の内容は、清元『隅田川』 も参照ください。

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