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玉兎[たまうさぎ]

月の中に棲んでいると信じられていた兎が、月の中で餅つきをする餅つき踊りを表現した後、 カチカチ山のおとぎ話を舞踊化した踊りが続きます。爺、婆、狸、兎の四役を踊る演目です。

兎のおとぎ話では、狸におじいさんを殺され悲しんでいるおばあさんにかわり、兎が仇討ちをします。 狸の背中の薪に火をつけてやけどさせたり、沼で泥舟に乗せて沈めたり。

そのような物語が、この舞踊の中で展開されていきます。

最後には兎は、ふたたび臼[うす]を取り出して、杵を振り上げて餅つきをしようとしるところで、幕切れとなります。

■文政三年(1820)九月、江戸中村座初演『月雪花名残文台』[つきゆきはななごりのぶんだい]七変化のひとつ

■本名題:『玉兎月影勝』[たまうさぎつきのかげかつ]

■作詞:二代目桜田治助[さくらだじすけ]

■作曲:清沢万吉[きよさわまんきち]

■上演時間:およそ16分

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