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加賀屋狂乱[かがやきょうらん]

『加賀屋狂乱』は、男性の狂乱物の舞踊です。

男性の狂乱物としては、最も有名なもののひとつ『保名』[やすな]と共通点が多くあります。

舞台となるのは、桜のある春の季節です。

主人公加賀屋は、病鉢巻[やまいはちまき]に長袴[ながばかま]、さらに恋人の小袖[こそで]を肩に掛けて登場します。

この装束は、まさに、狂乱物のイメージを集約したかたちです。

「花の夕べの移り香もれて」で、桜の枝を扇にもちかえて、次に二枚扇の振りを表現します。

クライマックスに向けて再び手踊りとなり、小袖に頬ずりをして、最後、扇をかざして幕、となります。

 

■文政二年(1819)江戸、中村座初演

■本名題『御名残押絵交張』[おんなごりおしえのまぜはり]九変化のひとつ

■別称:『歌右衛門狂乱』[うたえもんきょうらん]

■作詞:二代目桜田治助[さくらだじすけ]

■作曲:初代杵屋勝五郎[きねやかつごろう]

■上演時間:およそ23分

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