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妹背山道行[いもせやまのみちゆき]

求女[もとめ]を挟んで、杉酒屋の娘お三輪と、橘姫のふたりが繰り広げる恋の鞘当の道行です。

対照的なふたりが、求女をめぐって恋の争いを見せる物語となっています。

最後のシーンでは、明けの鐘が聞こえることから館へ戻ろうとする橘姫の袖に、求女は苧環[おだまき]の赤い糸を結びつけ、 一方お三輪は、求女の着物の裾に苧環の白い糸を結びつけます。

しかし、お三輪の結びつけた白い糸は切れてしまう結末を迎えてしまいます。

また、曲中に繰り広げられる三人の恋争いを、三人の手踊りに仕立てているところなどは、見ごたえがある人気曲となっています。

■昭和八年(1771)大阪竹本座で初演された、近松半二[ちかまつはんじ]の『妹背山婦女庭訓』[いもせやまおんなていきん] という名作の四段目が、独立して、『妹背山道行』と呼ばれる。

■天保四年(1833)江戸河原崎座では、常磐津節で『願絲縁苧環』[ねがいのいとえにしのおだまき]が、富本から改作された。 これは、宝田寿助作詞、四代目岸沢市造作曲。

■上演時間:およそ25分

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