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寿式三番叟[ことぶきしきさんばそう]

寿式三番叟として今日伝わっているのは、明治中期、豊沢団平[とよざわだんぺ]が復曲したものです。

義太夫の寿式三番叟が二人の三番叟でリズミカルな調子であるのに対して、長唄の寿式三番叟のほうは、 儀式性を重んじた調子になっています。

もともと、能『翁』[おきな]、狂言の『三番叟』は、歌舞伎や人形芝居などに、早くから取り入れられてきています。

この『寿式三番叟』は、なかでももっとも儀式的な色合いを濃く残しています。

はじめに千歳[せんざい]と翁[おきな]が舞った後、二人の三番叟が元気良く舞います。

しかし、もともとは神事からきた曲であることもあり、力いっぱいの踊りの中にも「品位」を保てるかどうかが、問われたりします。

そういう意味では、とても難しい曲、とも言えます。

また、市井の日本舞踊の中で言えば、とても有名な曲であることもありますので、三番叟の部分を、曲を短く編集したりして、 子供に躍らせるケースもあるようです。リズミカルな曲だけに、子供たちにも受け入れやすいのかもしれません。

 

■上演時間:およそ32分

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