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流星[りゅうせい]

別名は、「夜這星」とも言われる、かなり奇抜な趣向な日本舞踊作品と言えます。

舞台はすべて、雲の上という設定で、七夕の晩の出来事です。

この設定だけでも、奇抜さが見て取れるようにも思えますが・・・、

流星は、錦の唐装束で登場しますから、すなわち中国風のスタイルでの登場となります。

冒頭から、七夕の晩に年一度の逢瀬を迎えた牽牛と織女の、二人の思いをしっとりと踊り上げます。

そこへ流星が、「ご注進ご注進」と登場して、雷の夫婦喧嘩の様子を注進します。夫婦喧嘩の話となる事で、流星は、 四人の役を踊り分けることになります。ここが一番のこの舞踊の見せ場となります。雷の夫婦と子雷、隣の婆さん雷の四人を踊り分ける流星役は、 見所たっぷりと言っていいかもしれません。

やがて、牽牛と織女も分かれとなり、流星も空へと戻っていくまでが演じられるのですが、全編通して、「軽快で洒脱」 と評されている曲ですから、やっぱり日本舞踊曲の中では奇抜でありながら、とても楽しめる一曲といえます。

■安政六年(1859)九月、江戸中村座初演の『日月星昼夜織分』の『夜這星』が本曲。

■作曲:清元順三

■初演時は義太夫との掛け合い、のちに清元だけとなる。

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