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鷺娘[さぎむすめ]
しんしんと降る雪の中、鷺の化身である美しい娘が、白無垢姿で傘を差しながら、たたずんでいる。
そんな幻想的なワンシーンから始まる名曲。

■宝暦二年(1762)四月、江戸・市村座の変化舞踊『柳雛諸鳥囀』の一節が独立した曲
■作詞:不詳、作曲:富士田吉次・杵屋忠次郎
■曲全体が三下がりで、しっとりとした曲調。
■時間:約30分
冒頭の幻想的なシーンは、長唄のオキが、「妄執の雲晴れやらぬ朧夜に・・・」と悲哀を込めて唄った後、訪れる。
女の恋の恨みの気持ちを表現した後、引き抜いて町娘。冒頭とはがらりと気分を変えて、派手やかに若い娘の恋心を踊る。
傘の踊り・両肌を脱いでの踊り地の後、急テンポで凄みのある、地獄の責め苦にもだえ苦しむ様を見せ、激しく盛り上げていく。
全体を通して衣装を変えながら変化をつけ、雰囲気を醸し出しながら盛り上げていくこの曲は、名曲のひとつと言われている。
近年は、海外公演も成功させている坂東玉三郎氏の鷺娘が、つとに有名であり、同氏は、鷺娘の公演回数数百回を数える。
また、上方舞にも取り上げられており、井上流ではとくに、許し物のひとつとなっている。
参考:日本舞踊【鷺娘】
の魅力
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