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【日本舞踊】演目選:あ行のカテゴリ

雨の四季[長唄]

明治生まれの池田弥三郎氏が、雨にちなんだ四季それぞれの江戸市中の風景を、詩情豊かに描いた。

浅妻船[あさづまぶね]

文政三年(1820)年に初演された『浅妻船』[あさづまふね]は、三代目坂東三津五郎[ばんどうみつごろう]の七変化 『月雪花名残文台』[つきゆきはななごりのぶんだい]の冒頭の『浪枕月浅妻』[なみまくらつきのあさづま]が独立した曲です。

妹背山道行[いもせやまのみちゆき]

求女[もとめ]を挟んで、杉酒屋の娘お三輪と、橘姫のふたりが繰り広げる恋の鞘当の道行です。

対照的なふたりが、求女をめぐって恋の争いを見せる物語となっています。

越後獅子[えちごじし]

新潟県西蒲原郡月潟村からでた獅子舞の大道芸は、江戸時代、踊りや軽業をみせながら、諸国を歩いていて、江戸でも親しまれたようです。

この大道芸は、角兵衛[かくべえ]または角兵衛獅子[かくべえじし]と呼ばれていました。

近江のお兼[おうみのおかね]

高下駄をはいた男勝りの田舎娘は、近江の美しさを語り、女心をみせて、最後に晒をふってみせます。

「色香白歯の團十郎娘」の詞章から、『團十郎娘』 と呼ばれることもあるこの演目は、強い女性のイメージを演出する事もある演目です。

大山参り[おおやままいり]

江戸の町から見えた富士山の手前に、富士山に重なるように見えた山を大山といいます。この山は、江戸っこたちの信仰を集めていました。

この演目は、六月二十七日から七月十七日まで許されていた、大山参り(奥の院参拝)の、最後の五日間である盆山に繰り出した、 借金取りから逃れた鳶などの仕事師たちのことを、舞踊化して作られました。

大山参りを題材にしたことから、この演目は『大山参り』としていますが、通称は『山帰り』[やまがえり] といい、『大山参り』はその別称となります。

お夏狂乱[おなつきょうらん]

恋人清十郎の死で気のふれたお夏がみせる哀愁漂う舞踊劇です。

哀愁に満ちたドラマチックな展開の演目として、日本舞踊の人気演目と言えます。

お光狂乱[おみつきょうらん]

常磐津『お光狂乱』は、『お染の七役』の道行を書き直したものです。

『お夏狂乱』と並んで、恋人を失った女性の狂乱物の代表的な曲に挙げられます。